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M1 Maxはいらなかった。動画編集におけるM1 ProとM1 Maxの違いについて。【M1 Max MacBook Pro 14インチ 2021 長期レビュー】

新型MacBook Pro 14インチ 2021年モデルのカスタムモデルを使い始めて約2週間が経ったので
使ってみたメリット・デメリット
カスタム内容に満足しているのか
M1 ProとM1 Maxの違い
を紹介します。

目次

購入したスペック・カスタム内容

14インチMacBook Pro - シルバー
10コアCPU、32コアGPU、16コアNeural Engine搭載Apple M1 Max(+82,000円)
512GB SSDストレージ
32GBユニファイドメモリ(+44,000円)
96W USB-C電源アダプタ(+2,100円)
Touch ID搭載バックライトMagic Keyboard - 英語(US)

下位モデルからCPU・GPUとメモリ、ACアダプタ、キーボードをカスタムして購入。
下位モデル239,800円+カスタム代金128,100円=365,800円とかなり高い買い物になりました。

実際使ってみてどうだった?良かったところ・悪かったところ

・動画編集が超快適
・スピーカーの音質がめちゃめちゃ良い
・32GBメモリでサクサク
・SDカードスロットが便利
・Thunderbolt4端子が3つに増えた

・バッテリーの持ちが悪い
・M1 Proと比べてファンがすぐ唸る

一言で表すと最高!
まずスペックの前に画面の大きさ・ベゼルの細さ・スピーカーの音質の良さに感動。
スピーカーの音質に関してはIntel製のMacBook Pro 16インチに匹敵するレベルで音が良い。
音質に拘る人はスペック関係なしに新型のMacBook Pro買っても良いかもしれない。

M1 Maxで動画編集してみた結果

めちゃめちゃ快適。
スペックが想像以上に高くて1080pの動画でも4Kの動画でもモタつくことなくかなりサクサク編集出来る。
M1 Max最強!と思ってたんですが、

友人のMacBook Pro 14インチ下位モデルの未カスタムモデル(M1 Pro / 16GB)と比較してみると動画の編集性能に関してはM1 ProとM1 Maxあまり変わらないという結果に…。
書き出し時間に関して1080pだとそこまで大きな差はなく4Kになるとほぼ2倍速になるという結果。

動画編集におけるM1 ProとM1 Maxの違いはココ!

Final Cut ProとPremiere Proで1080p,4K共に色々なプロジェクトで検証してみた結果M1 ProとM1 Maxの編集性能に関しては変わらないことが判明。
M1 ProとM1 Maxのチップの詳細を見てみると大きく違うのが「ビデオエンコードエンジン」と「ProResエンコード/デコードエンジン」

動画編集の快適さにに大きく関わるメディアエンジン

今回のM1 Pro/M1 Maxには前回のM1には無かったメディアエンジンが搭載されています。
これが肝でM1 ProとM1 Maxで搭載されているものが違うので順に紹介していきます。

「ビデオエンコードエンジン」について

先程のビデオエンコードエンジンに関しては動画の書き出し(エンコード)や配信・録画(ハードウェアエンコードの場合)に使われます。
なので動画の書き出しの速度に関してはM1 Maxの方が1.5〜2倍くらい高速なんですが、大事なのは編集中の快適さ(カクつかずに再生出来るかなど)
検証してみた結果このビデオエンコードエンジンに関しては編集中の動作に関してはほとんど関係なくかなり残念な結果になった。

「ProResエンコード/デコードエンジン」について

普段撮影する動画に関してはH.264やHEVC(H.265)がほどんどでプロでなければProResファイルを使うことはないです。
なのでこちらの「ProResエンコード/デコードエンジン」に関しては一般ユーザーには関係ありません。

重要なのは「ハードウェアアクセラレーテッドH.264、HEVC、ProRes、ProRes RAW」と「ビデオデコードエンジン」

今回M1とM1 Pro/Maxシリーズで大きく編集の快適さが変わった理由が「ハードウェアアクセラレーテッドH.264、HEVC、ProRes、ProRes RAW」と「ビデオデコードエンジン」を搭載したこと。
「ハードウェアアクセラレーテッドH.264、HEVC、ProRes、ProRes RAW」は動画ファイルを扱う時に最適化された専用チップを使うことによってかなり負担を軽減してくれる。
そして「ビデオデコードエンジン」によって高圧縮された重いH.264やHEVC(H.265)のデコードをしてくれるのでデコードの負担もなくなる。
この2つのエンジンのおかげでM1よりもかなり動画編集の動作が快適になっているはず。

ただ、この重要な2つのチップはM1 ProとM1 Max同じものを使っているため編集性能においては、ほとんど差が出ないと思われる。

M1 Max要らなくない?

4K編集だと動画の書き出しが倍速になるメリットはあるけど、普段の動画は1080pで編集してるし今後4Kにする予定も無い。
1080pの動画だと編集の快適さも書き出しの速さもそこまで変わらないし動画編集以外に特に重い作業をする訳でもない。
これはM1 Max必要ないのでは…?

M1 Maxはファンがうるさい。

M1の時はAirはファンレスでProに関してはファンがついていたんですが、あまり回ることはなく、回ったとしてもかなり静かで全く気になりませんでした。
しかし今回のM1 Maxは違います。
まずM1 Maxに関してはM1 Proと比べて発熱するので動画編集してる時もファンは回り始めます。
そして気になるファンの音ですがM1と比べると明らかに、そしてM1 Proと比べてファンの回転速度が上がるので結構うるさいです。
16インチMacBook Proのファンの70%くらいの音。

バッテリーの減りが速い。

今回M1 MacBook AirからM1 Max MacBook Proに乗り換えたんですが、M1と比べてバッテリーの消費がかなり速い。
体感M1の1.5倍くらいの速さで減っていきます。
消費電力に関しても検証した動画を撮ったので近々YouTubeに動画あげます。

M1 Maxは返品します。買い替えるならどのスペック?

色々考えた結果、自分の用途に見合わないスペックを購入してしまったので返品することに。
今回新たに購入したモデルはMacBook Pro 14インチの吊るしモデル(未カスタム)。
選んだ理由は。個人的に重要視している編集時のレスポンスはエンジンが同じなので一番安いモデルでコスパ良くって感じです。

  • この記事を書いた人

まみよし

iPhoneやMacなどのApple製品メインの動画を投稿しているチャンネル登録者数約10万人のガジェット系YouTuber.

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